ビーツの甘酢漬け - HAZUKI ONODERA | 小野寺葉月  
 

ビーツの甘酢漬け

ビーツは汁まで赤い

ビーツ、ピンク色のかぶのような野菜。

セブでは野菜の種類が日本ほど豊富じゃないので、たまに珍しい野菜を見つけると飛びついて買ってしまう。

ビーツも飛びついて買ってしまった。自分の握りこぶしと同じぐらいの大きさのビーツは、収穫からどれぐらい経過してるのか少し不安だったが物は試しで買ってみることにした。

透明なプラスチックトレイに載せられて上からラップがかけられたビーツは、茎の部分が黒くなっていて少し悲しい。

キッチンで茎を取りながら洗うと土のにおいがする。すこしカビのような匂いの土臭さ。

皮をむき薄切りにすると、まな板はマゼンタに染まり、包丁からもマゼンタの絵の具のような汁が垂れてきた。

ビーツはサラダにするかピクルスにするかスープにするか、ボルシチで食べるかなど選択肢はあれど、すっぱいものが食べたくなる気候なのでピクルスにすることにした。

お酢、砂糖、顆粒のだし、ちょっとだけ醤油を入れたものを、薄切りしたビーツをいれた瓶にいれてそのまま。すぐ食べきってしまう量だから瓶も煮沸せずそのまま。小腹が空いたときにつまんでるのだけど、作って2日目、昨日より美味しい。明日はもっと美味しくなるかなと楽しみ。初日、漬かりが浅かったときは土臭さが残ってたけど、時間が経ってきて角が取れてきた。

料理、好きだなあ。食べることも、好きだなあ。

セブに来てからあまり料理をすることがなくて、料理が好きだったことも、作ってたことも忘れてたんだけど・・・

にんじんのラペ、クミンを入れて食べたい、自分のために作りたい、と思ってからすこしずつ料理が楽しくなってきた。

作って、食べて、美味しい!と思って次は何を作ろうかな、とおもうサイクル。

今はまず自分のためにそのサイクルができてきたことが何よりうれしい。